「君の膵臓をたべたい」のアニメレビュー

ストーリー

主人公の僕くんは、クラスメイトのさくらちゃんに偶然、病院で病気を告げられる。時々借りる図書室の文庫本をさくらちゃんが持っており、自分で書いた日記に印刷して持ち歩いていたと言う。それをきっかけに、僕くんたちは徐々に距離を縮め、互いの秘密や想いを打ち明け合っていく物語。

キャラクター

僕くん:不器用で内向的な男子高校生。著しい学力の向上はないが、手品ができるという得意技がある。
さくらちゃん:明るくおしゃべりな女の子。初対面では向こうから話しかけてきたのが、僕くんとの出会い。実は病気を患っており、周囲には隠して生きている。
赤井先生:僕くんがかつて通っていた中学校で、現在はさくらちゃんが通っている高校の教師。愛想がいいが、自身に悩みを抱えている。

アニメーション

キャラクターデザインが繊細でとても好感が持てる。コミックの雰囲気がそのままアニメ化されたような印象。全体的に色彩が落ち着いていて、映像から重い雰囲気が伝わってくる。

音楽

エンディングテーマ「舞台裏」は、群れバットの村上純が担当。加えてサントラの中から、甘い歌詞が印象深い「羊羹」、力強いドラムが印象的な「疾走」などが挿入されている。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は、愛と死をテーマにした青春ストーリーである。瑞々しさやしっとり感など様々な感情が詰まった、非常にタッチの繊細なアニメーションとなっている。また、音楽のセレクトも素晴らしく、作品全体の世界観をより深く感じられる。僕くんとさくらちゃん、そしてそれぞれの周りにいる人たちの、1年間での変化を見ることで多くのものを考えることができる。観る者が思い返すウイークディーへの感情が非常に強く、多くの人の心をつかんでいるアニメーションだ。


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