『君の膵臓をたべたい』レビュー

あらすじ

主人公の平凡な高校生・春川和彦は、クラスメイトである山内桜良から「一緒に働こう」と誘われ、図書館でアルバイトをすることになる。そんな彼女がたまたま落としてしまった「ある日誌」を拾い、それを読むことから物語が始まる。その謎めいた日誌には、「共に生きる日数が少ない」と書かれており、桜良自身が末期膵臓がんを患っていることが明らかになる。

感想

この作品は、ハートフルな青春群像劇かと思って観ていたら、最後に訪れる悲劇と絶望が激しく、涙が止まらなくなりました。主人公と桜良の微笑ましいやりとりや、日常の些細なことを丁寧に描写していたため、最後の方での衝撃的な展開によって、心に響くものがありました。

また、アニメーションの質も素晴らしく、特に街の風景や桜良の表情描写には心を動かされました。

まとめ

『君の膵臓をたべたい』は、青春ものにありがちな「成長」「友情」「恋愛」だけでなく、人生の別れや死に直面しての苦悩を描いた、奥深い作品でした。内容が重くなるため、多少の悲しい気持ちを受け止めたい方におすすめです。