映画「君の膵臓をたべたい」のレビュー

ストーリー

主人公の僕は、ある日、クラスメイトの山内桜良と一緒に出席番号をくじ引きで引いたことから、彼女が自分に「共犯者」として書いた日記を見てしまう。そこには、彼女が末期の膵臓がんであることが書かれていた。二人は、桜良の残りの日々を、様々な体験をして一緒に過ごすことになる。

感想

この作品は、原作小説も大ヒットし、多くの人々からも愛されてきた作品であることを知り、期待を胸に映画館へ足を運びました。それに加えて、アニメーション映画としても、日本のアニメーションの高まりとともに期待される作品であったため、正直、結構な期待をして視聴しました。

ストーリーについては、原作に忠実に映像化されていて、ざわざわとした緊張感や、悲しい感情が心に染みるような場面など、重たいテーマをしっかりと表現していて、素晴らしいものでした。また、二人の心の成長や変化を表す場面も多く、本当に心躍るものでした。ただ、原作を知っている人にとっては、あるシーンでの演出が物足りなく感じることがあるかもしれません。

アニメーションについては、非常に丁寧に作り込まれていて、背景や風景など細かい部分まで、しっかりと見せられるようになっており、その点は大変素晴らしい点だと思います。また、登場人物たちの表情や仕草もとてもリアルで、心が温かくなるようなシーンもありました。

最後に、音楽面についても触れておきます。主題歌「なんでもないや」は、映画とアニメ版とで、歌手やアレンジなどが異なっていますが、どちらも非常に素晴らしいものになっています。特に、映画版の歌手・米津玄師による歌唱は、映画に合わせたアレンジで、より感情が込められたものになっており、とても印象的でした。

まとめ

全体的に、映画「君の膵臓をたべたい」は、原作に忠実に映像化され、全体的な出来にも非常に満足できるものに仕上がっています。重たいテーマを扱っているにもかかわらず、後味の良さも感じられること、アニメーションも美しいこと、音楽も素晴らしいものであること、全ての面で本当に優秀な作品だと感じました。


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