『君の名は。』レビュー

ストーリー

都会と田舎に住む男女の高校生、立花瀧と宮水三葉が、不思議な夢を見るようになります。夢の中で二人は、互いの身体に入れ替わってしまうのです。最初は驚いた二人でしたが、それぞれの生活をお互いに体験するうちに、徐々に心が通じ合っていくようになります。しかし、ある日を境に、瀧と三葉が入れ替わる夢が見られなくなってしまいます。それでも、瀧は三葉と出会うために奔走し、二人の運命は大きく動き出します。

感想

本作は、監督の新海誠が手がけたアニメ映画です。彼の作品の特徴である、美しい映像美術や中学生以上が同じくらいの情緒をもちやすい切ないラブストーリーが本作でも存分に楽しめます。夢の中で入れ替わっている間にお互いが経験していることを、偶然の一致で知った時や、お互いに感じる“向かうべき未来”を示唆するシーンなどがとても印象に残るものでした。
また、「結局は回帰するからこそ、ここまで描けたんじゃないか」とも思うシーンが数多くあるのも特徴的です。最後の方は展開自体も淡々としており、新海氏が描く手法のひとつ“回帰する展開”を見事に表現されています。

音楽

音楽も劇中の荒々しいシーンで曲がかかるだけで、心臓はどきどきしました。音楽と映像をうまく組み合わせることで、より物語の世界観を深めています。

まとめ

『君の名は。』は、ラブストーリーのみならず、更に人々が織り成す、幸福や切なさ、そして命の尊厳を感じさせるストーリーです。
近年のアニメ映画にあまり興味のない方にもおすすめできる作品です。


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