『キルラキル』レビュー

アニメの概要

『キルラキル』は、TRIGGER制作のオリジナルアニメ。2013年から2014年にかけて、TOKYO MXほかで放送された。日常が突然変わってしまった高校生・緋山璃子が、“衣”を着用することで力を発揮する生徒会長・衣服破壊少女・覇王蒼紅の戦いを描いたアクションコメディアニメである。

緋山璃子は、父親が経営する百式織物学園に通う普通の女子高生。しかし、その学園での生活は、突如として変わってしまう。生徒会長の覇王蒼紅によって支配された学園に璃子は巻き込まれ、自分にも“衣”という特殊な制服があることを知る。

“衣”を着ることで、戦える璃子は蒼紅と戦うことを決めるが、そのためには生徒会幹部たちを一人ずつ倒していかなければならない。生徒会幹部たちはそれぞれ、個性的なキャラクターで、璃子との戦いがとても面白い。

また、璃子と蒼紅の戦いの裏には、謎の組織“レヴォリューション”が潜んでおり、物語はそちらにも大きく関わっていく。

・緋山璃子（ひやまりこ）
生徒会長・覇王蒼紅によって窮地に陥り、“衣”を着ることで戦える女子高生。明るく元気な性格で、“衣”を着ることでパワーを発揮するときは、とても強い。

・覇王蒼紅（はおうそうこう）
生徒会長で、学園を支配する謎の存在。璃子に“衣”を着させることで戦いを挑む。口調が大きく、自信たっぷり。

・東雲沙紀（しののめさき）
生徒会幹部１号。緋山璃子の友達で、スイーツが大好き。戦闘能力はそこまで高くないが、音声攻撃で敵をやっつける。

・鬼龍紅郎（きりゅうべにろう）
生徒会幹部２号。立ち振る舞いが大人びており、璃子たちを挑発する。武器は巨大な剣で、戦闘力は高い。

『キルラキル』は、派手なアクションシーンやキャラクターたちの個性的な魅力が特徴的である。主人公・緋山璃子が成長しながら戦いを繰り広げる様子は、非常に興奮させられる。登場人物たちが全員個性的で、戦闘力もそれぞれ違うため、見ていて飽きさせられない。

また、緋山璃子たちの着る“衣”が、戦闘力を発揮するためには、どんどん壊されていくという演出が面白い。戦いが激化するにつれて、緋山璃子たちの“衣”も壊れていき、どんどん露出度が高くなるというところも、アニメの魅力の一つである。

『キルラキル』は、派手で個性的なキャラクターたちが繰り広げる戦いが楽しめるアクションコメディアニメである。アクションシーンの迫力や、登場人物たちの魅力が光る作品で、一度見たらやみつきになること必至である。