「君の膵臓をたべたい」の感想

ストーリー

主人公の坂口昂太は、ある日クラスメイトの山内桜良が書いた「共病文庫」という日記を拾い、それをきっかけに彼女と交流するようになる。しかし、桜良が膵臓がんであることを知り、彼女との日々が終わることを悟る。坂口昂太は、彼女と過ごした短い時間に教わったことを胸に、自分自身の人生を変えていく。

キャラクター

・坂口昂太：高校生。生徒会副会長で、成績優秀。陸上部所属。
・山内桜良：クラスメイトで、病気を抱えている。おっとりとした性格。
・加納先生：担任教師。厳格な性格だが、生徒を思いやる姿勢が垣間見える。

感想

本作は、たんに恋愛要素だけを描いたラブストーリーではなく、命の尊さや人生観を伝える実りある作品である。劇中で描かれる山内桜良の闘病の姿勢には感動を覚える。一緒にいると幸せを感じる人がいるということ、自分自身のわずかな経験でも人生は変わるということを教えられた。心に残る良作である。

また、音楽も劇中のシーンにマッチしていて、劇中歌「僕らをつなぐもの」も印象的であった。映像も美しく、春夏秋冬を彩る景色が美しく表現されている。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は、1つの恋愛物語ではなく、様々な価値観や人生観を教えてくれる良作である。「人生には意味がある」ということを改めて感じさせられる、心に深い刻みを残す映画である。