『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』レビュー

あらすじ

イタリアでの麻薬密売に立ち向かう「ナランチャの旅団」と、その一員・ジョルノ・ジョバーナが主人公。スタンド能力者同士の戦いを繰り広げながら、彼らはさらなる強敵たちと戦うことになる。

構成・作画

前作までよりもシリアスなストーリー展開となった本作は、2クールにわたる全39話という長編。ほぼ1エピソードにつき1戦闘が展開されるため、見どころは誰の死闘ともいえる戦闘描写。さらに、各キャラクターのスタンド名や能力には、リアリティあるイタリアの地名や音楽の名前が使われており、ファンにはたまらないものがある。

また、作画に関しても前作までよりも質が向上。力強く描かれるキャラクターたちの動きに、圧倒的な迫力を感じさせる。

音楽

前述の通り、イタリアの音楽にはこだわりがあり、「ジョジョらしさ」を演出することに成功している。オープニング曲はクリプトン・フューチャー・メディア社のボーカロイド・歌愛ユキによる「Fighting Gold」という曲が抜群にマッチし、スタンド使い同士のバトルを盛り上げる。

登場人物

前作までと同じく、個性豊かなキャラクターたちが登場。各戦闘ごとに登場人物が増えるため、新たなキャラクターが登場するたびに「この人もスタンド使いなのか」とワクワクさせられる。

総評

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの中でも、特にファンから支持を受ける作品である。原作ファンにとっても、アニメオリジナル要素が加わり新たな展開にも興味を持てる一作となっている。

スタンド使いたちの戦闘描写や、音楽、登場人物の魅力が満載の本作は、アクション好きには必見の作品と言える。ただし、ストーリーや世界観に精通していない人には少し敷居が高く感じるかもしれない。


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