『進撃の巨人』レビュー

ストーリー

人間を捕食する体長15メートル以上の巨人たちが現れ、壁によって囲まれた人類は巨人の襲撃から身を守ってきた。しかしある日、巨人が壁を破り、人々の生活は一変する。主人公・エレンは巨人に家族を喰われた過去を持ち、壁を破った巨人たちに立ち向かう。

主人公・エレンは仲間たちと共に戦うため、巨人を狩る軍隊「調査兵団」に入隊する。仲間たちの中でも特に目立つのは「超大型巨人」との戦いで重要な役割を担うミカサ、エレンの幼馴染のアルミン、エレンとは対照的な考え方を持つ反逆者のリヴァイなど。

作品には、戦闘シーンや動きの激しいシーンが多くあり、迫力あるアクションが見どころの一つ。巨人たちはクリーチャー的でありながら、アニメーションの質感はリアルに近く、没入感がある。また、表情豊かなキャラクターたちのセリフと動きが調和しているため、会話シーンも追いやすく、見やすい。

本作は、人類の生き残りという重いテーマに加え、巨人との戦いを通じて描かれるキャラクターたちの成長や友情など、深いドラマを展開する。アニメーションは優秀で、ストーリーの重みをグッと引き立てている。視聴者が終始緊張し、次の展開を待ちわびる上質な作品だ。