「君の膵臓をたべたい」レビュー

ストーリー

本作は、人気小説家の佐藤秀峰氏による同名小説を原作とした青春ドラマアニメである。主人公・湊谷春菜と出会い系アプリで知り合った紅野カレンは、偶然にも同じクラスで、そこから交流を深めていく。ある日、春菜はカレンが「膵臓がんを患っている」という事実を知り、彼女の願いで「共に1冊のダイアリーを書き、カレンの死後に春菜がそれを読む」という約束を交わす。その約束をきっかけに、2人は急速に距離を近づけていく。

感想

この作品は、恋愛要素や青春要素を含んだ感動的なストーリーが魅力的な作品だ。主人公たちの心情の描写は丁寧に行われており、物語に共感できる場面が多くあった。また、場面転換や画面タイトルのデザインが独創的で、映像面でも目を引くアニメーションに仕上がっている。

さらに、音楽にも注目が必要だ。劇中に使われるBGMは、作品の雰囲気にマッチしていて、物語の尺度を劇的に音楽とともに表現している。特に、劇場版の主題歌である『夜に駆ける』は、本作の盛り上がりを一層際立たせている。

ただ、裏返せば、ストーリーの予想通りさもあり、新しい要素が少なかった点が気になる。ストーリー展開も、途中からあまり新しい展開が加わらず、若干単調に感じることもあった。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は、青春ロマンス基調とともに、人とのふれあいや大切なものを気づかせてくれる温かい作品だ。ストーリー展開こそ単調に感じることがあるが、心情描写や音楽演出、アニメーションの仕上がりなど、多くの面で魅力的な作品である。


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