「鬼滅の刃」のレビュー

あらすじ

鬼に家族を殺された少年・竈門炭治郎は、妹・禰豆子を人間に戻すため、鬼狩りの旅に出る。炭治郎の剣術と禰豆子の血鬼術が織り成す姿が描かれている。

アニメーション

制作会社はユーフォーテーブル。豪華な3Dグラフィックスと、美しい映像が見所。映像の美しさとともに、劇中では炭治郎らが華麗な剣技を披露している。戦闘シーンへの力の入れ方が素晴らしい。

ストーリー展開

全26話で構成される「鬼滅の刃」は、鬼と戦うことを通じ、炭治郎が成長、変化していく物語。ストーリーはスピーディーな展開で、ひとつの節目が終わると、次の物語が待っている構成になっている。短いエピソードでも練られたストーリーに引き込まれる。

キャラクター

誰もが好きになる魅力的なキャラクターが描かれている。「鬼滅の刃」の魅力の一つは、個性的な敵キャラクターが多数登場すること。それぞれに人間としての生い立ちが描かれており、鬼になった理由もある。特に、鬼になった過去を持つ最強の敵・鬼舞辻無惨の存在感は圧巻。ラストバトルでも大活躍する。

音楽

劇伴を担当した梶浦由記さんの美しい音楽が印象的。美しい映像と相まって、心に響くシーンが多数。OPテーマ「紅蓮華」、EDテーマ「from the edge」も高評価。

鬼滅の刃は、すべてが細部まで練り込まれたアニメーションで、注目度が高い作品だ。炭治郎と禰豆子の兄妹愛や、敵であるはずの鬼たちの人間性など、感情移入しやすく、心理描写も素晴らしい。映画「鬼滅の刃 無限列車編」が大ヒットするなど、これからも注目を集める作品となっている。