「君の膵臓をたべたい」 余韻に浸る感動の一作

「君の膵臓をたべたい」のレビュー

あらすじ

主人公の「僕」と名付けられた高校生は、病院で偶然同じ診察室に入った美少女・山内桜良と出会ってから、彼女が癌で余命わずかであることを知る。そんな桜良との出会いがきっかけで「僕」は、彼女とひと夏の思い出を作ろうと決心する。

感想

本作は「君の膵臓をたべたい」という、尋常ならざるタイトルでありながら、話し方が女の子っぽく、お調子者な性格が特徴的な桜良と「僕」の青春ストーリーを描いたアニメ作品である。この作品は、観る人の心を十分に揺さぶるストーリー展開、美しい映像美、そして、演じる声優の上手い演技力によって、心を打つ感動的なシーンが数多く登場する。特に、桜良の言葉が「僕」を励まし、救い、そして劇中に多く登場する、共に過ごした時間を永遠に刻んでいこうという意識が観客に力を与える要素であると感じた。

また、本作は全体的に音楽が非常に配慮され、ストーリーを物語るにあたって心地よい響きが随所にある。特に、主題歌「群青」は映像ともマッチしていて素晴らしい。このように音楽からも作品の胸に迫るような雰囲気が感じられるのは、ストーリーテリングに細部にまでこだわっているからだと感じられた。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は、感動、青春、愛情、そして、友情といった要素が絶妙に混ざり合った、余韻に浸る感動的なアニメ作品である。ストーリーテリングが素晴らしく、映像美や音楽も抜群によく、登場人物のキャラクターや声優陣の演技も非常に良く決まっていて、視聴後には心が洗われたような錯覚を覚えるほどの作品である。


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