キルラキルのレビュー

ストーリー

何もかもが激しい作品、それがキルラキルだ。戦闘シーンの演出、BGM、キャラクターデザイン、ストーリー展開など、どれを取ってもオーバーな設定が施されている。キルラキルは、言葉でも語りつくせない魅力があるとともに、知覚を衝き、感情を揺さぶる作品としても高い柿を持つ。

主人公・紅蓮の物語は悲劇的だ。彼女の父親は、彼女が大切にしていた制服を奪い、組織・傘下の力で裏切り、失踪させた。そんな紅蓮に縁ある制服の力で、彼女は催眠術にかけられた街と戦うこととなる。

キャラクター

キルラキルには、個性的なキャラクターが多数登場する。紅蓮の他にも、鉄風、立花、綾波、天元など、それぞれ好きなキャラクターを選べる楽しみがある。

キャラクターの声優陣も、アニメオタクにはおなじみの顔ぶれだ。紅蓮は穂村あきら、鉄風は速水奨、立花は杉田智和など、演技力の高い声優が起用されている。

アニメーション

制服の力をモチーフに、アニメーターが独自の技法で設計した造形美が魅力の一つだ。敵対する組織・傘下の兵士のデザインも奇抜で面白い。

戦闘シーンにはド派手な演出が多数盛り込まれ、視聴者の心を揺さぶる。また、細部まで精細に描き込まれたCG技術により、見応えがある。

感想

キルラキルは、どこかかわいくて、どこかユーモアがある作品である。その反面、納得のいかない点や疑問も残るが、それが幅広い層のファンを獲得する理由の一つだろう。

キルラキルがよい作品であるのは、全ての要素のバランスが取れているからだ。物語もキャラクターもアニメーションも、どの分野に注目しても魅力的な要素が多数盛り込まれている。思春期をもう一度楽しむ独特のテイストが、あなたにもクセになるはずだ。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です