『呪術廻戦』レビュー

ストーリー

東京都内の高校生、虎杖悠仁はある日、秘密結社「呪術廻戦」の機関から呪いを破壊する呪術師としての才能を見出され、入団することになる。そこで彼は他の才能ある呪術師とともに、強力な呪いと戦いながら、人々を守る戦いに身を投じることになる。

主人公の虎杖悠仁は、凡庸な印象を持たれがちな性格だが、その真実は呪いにまみれながらも絶対に諦めず立ち向かう鋼の信念を持っている。国内だけでなく世界中にファンを持つキャラクターだ。

もうひとりの主要キャラクター、五条悟は呪術師界でもトップクラスの実力者。哲学的な発言や奇妙な行動でファンをガッカリさせることもあるが、時々は笑わせることがある。

他にも、悠仁の同級生や、先輩の呪術師たちも、個性的で魅力的なキャラクターとして描かれている。

アニメーションは、セル風のベタ塗りによる表現が映像的な魅力。ビジュアル面でも、キャラクターデザインが魅力的で、オープニング映像も、独特のカット割りで見応えがある。
音楽についても、エッセンスは和風テイストで、作品の雰囲気にマッチした音楽が鳴り響く。

全24話の構成になっており、ストーリーもテンポよく、全てのエピソードが見どころに満ちている。神話や伝説を踏まえながらも、現代的な要素も盛り込まれているので、老若男女問わず楽しめる。

各キャラクターも、描写が丁寧で魅力的だ。また、アニメーションと音楽面でも質が高く、作品の世界観をより深く伝えてくれる。

総合的に『呪術廻戦』は、名作と言えるだろう。是非とも一度、見てみることをおすすめする。