『鬼滅の刃』- 激戦編-

あらすじ

炭治郎たち鬼殺隊は、鬼の手によって家族を殺された少年・壱之助と出会い、激戦の中で彼と協力して鬼と戦いを続けていく。そんな中、鬼舞辻無惨という最凶の鬼を倒すために、炭治郎たちは林間学校という名目で鬼殺隊の総本部に潜入することになる。

感想

『鬼滅の刃』の激戦編は、前半が「無限列車編」で描かれた直後のストーリーとなっています。炭治郎たちが鬼殺隊の総本部に潜入するため、各々が必要な訓練を受けたり、潜入に必要な装備を仕入れたりする様子が描かれています。

また、「壱之助」という少年が登場することで、炭治郎たちの目的がより鮮明になりました。壱之助の家族を殺した鬼を倒すために、炭治郎たちは最強の鬼・鬼舞辻無惨を倒すことが目的となります。

物語の中心となるのは、気丈に振る舞っていた壱之助が、実は一人の少年として心身ともに疲れていく様子です。彼が持つ鬼の血を抑える薬の管理が炭治郎たちに与えられるなど、ストーリーには壱之助の特別感が表れています。

炭治郎たちが鬼舞辻無惨に挑む決定的な場面は、今後の展開を予感させる緊張感のある描写でした。また、鬼舞辻無惨の登場によって、シリーズが一段と重苦しい雰囲気に包まれています。

長年続く鬼と人間の戦いが垣間見えるシーンもあるので、前作からのファンも新規の人も、引き込まれるストーリー展開になっていると感じました。

評価

本作はアクションと感情的な要素のバランスが良く取れており、丁寧な描写で登場人物達の感情を見せるため、期待を超えるエンターテイメント性のある作品となっています。

緊張感や壮絶な戦いがある一方で、登場人物の内面や過去、感情面もしっかりと描かれるため、感情移入しやすく、心に残る物語となっています。

まとめ

『鬼滅の刃』の激戦編は、前半の「無限列車編」から次に続くストーリーが描かれており、扱うテーマや物語の範囲が広がっています。前作から続くファンも新規の人も引き込まれるエンターテイメント性のある作品で、緊張感や壮絶な戦いがある一方で、登場人物の内面や感情面などもしっかりと描かれているので、心に残る物語となっています。