アニメレビュー：「君と僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」

あらすじ

異なる種族が住まう2つの異世界。一方では魔法が使える「深界」、もう一方では高度な科学技術が発達した「表界」。両世界の均衡は「憎しみ」という共通の敵に守られていたが、やがて共通の過去が明らかになり、それぞれの種族間で戦争が勃発する。表界出身の青年ギレンと深界出身の少女イスカが、両世界の和平を守るために立ち上がる。

キャラクター

ギレン・チェンニュー（声：柿原徹也）

表界出身の青年。戦役経験が少ないが、優れた戦略眼を持ち、年齢よりも大人びた態度で仲間に信頼されている。自分の使命に燃え、少女イスカの救済を目指す。

イスカ・メリテイラ（声：富田美憂）

深界出身の少女。魔法とともに生まれ、その能力は非常に高い。深界皇帝に騙され、強制的に戦争へ向かわされたが、出会ったギレンに心を動かされ、和平を目指す。

ウルズ・クロード（声：梶裕貴）

ギレンの親友であり、剣術に優れた戦士。ギレンとイスカの思いに賛同し、両世界の平和を求める。

評価

本作は、ジャンルを超えた異世界ファンタジーアニメとして、そのスケールと緻密な戦略描写が話題となった。また、主人公ギレンとイスカの深い絆や、そこに加わるウルズの友情も心に残る。物語の進行にあわせ、映像や音楽も美しく緊張感溢れるものとなっている。しかし、戦争や暴力が描かれるため、一部の視聴者からは批判的な声もある。全体としては、物語やキャラクターの深さ、緻密な戦略描写により、高い評価を受けている。

参考：「君と僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」公式サイト