「鬼滅の刃」のレビュー

ストーリー

主人公・竈門炭治郎が、家族を鬼に襲われた後、鬼狩りの世界に入ります。彼は人間として生きることができる唯一の鬼・童磨を持つ妹・禰豆子と共に、鬼狩りの任務を遂行しながら、家族を鬼にされた元凶である“鬼舞辻無惨”を追います。

主人公の炭治郎は、非常に優しい性格であり、家族を失いながらも、己の治療と遺族年金請求手続きに精を出すシーンが印象的です。また、童磨の言動に常に振り回されつつも、主人公としての成長を見せます。

禰豆子は、鬼になったことで言葉が喋れなくなり、子供のような言動を見せますが、弟に対する愛情は深く、怪我を負っても無理をし、炭治郎を助けようとします。

本作は、「ufotable」によって制作されており、美しい画面と迫力あるアクションシーンが魅力です。鬼らしいグロテスクな描写もありますが、血の量なども含め、見せ方に工夫があるため、不快感を覚えることは少ないと思います。

本作のOSTは、劇場版を含め、壮大で美しい曲が多く、ドラマチックな展開を盛り上げます。また、ED曲「from the edge」は、本編のストーリーに沿った歌詞と、対比の強い美しいメロディが印象的でした。

全話を見終えた感想として、ストーリー展開、キャラクター、アニメーション、音楽全てが素晴らしいアニメだと思いました。本作を見ることで、「家族のもとで過ごす幸せがどれだけ大切か」ということを改めて感じました。また、癒しの要素も含まれており、一話一話が見どころ満載でした。