「君と僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」アニメレビュー

ストーリー

このアニメの舞台は、かつて大戦争があった世界。現在、人間と魔族が分断された2つの世界で暮らしている。魔族との交流を目的に、人間側から派遣された少女が魔族の領域にやってくるところから物語が始まる。そこで、魔族側の少年と出会った少女は、徐々に魔族との交流を深めていく。しかし、そんな彼らの前には、過去の大戦争を引き起こした伝説の武具が現れる。人間と魔族が再び対立し、戦いが再び始まることになる。

キャラクター

・アリステラ＝レイゼンバーグ：人間側から派遣された女性。魔族との交流を目的に魔族の領域にやってくる。強い使命感を持ち、真面目でしっかり者。
・イザナミ＝ユンファ・マリエル：魔族の少女。その美しさから「氷の花」と呼ばれる。自分の種族に強い誇りを持っており、その上に彼女自身の思いがある。
・ミュウ＝リーズナー：人間側の女性。アリステラの同僚。明るく社交的で面倒見がよい。
・フィオン・リーゼンシュタイン：人間側の少年。いかつい外見とは対照的に、細かいことに気がつく丁寧な性格。
・ニィビル・ルドルフ：魔族の少年。イザナミと同じく、自分たちの種族に強い誇りを持っている。自分勝手に振る舞うこともあるが、根は純粋で正義感が強い。

印象的なシーン

第1話のラストシーン。本来なら人間側の領域に戻るはずだったアリステラは、魔族側の少年・ニィビルに「もうしばらく一緒にいてほしい」と頼まれたところでエンディング。見ている側にも「あ、ここから物語が始まるんだな」という期待感を与える。

まとめ

人間と魔族が対立する世界観が独特で、物語の展開には惹き込まれるものがある。また、登場するキャラクターたちがそれぞれ個性的で、その人間性が描かれる描写にも注目したい。エンディングテーマも非常に良く、物語をより深く理解させてくれる。全体として、この作品は見応えがあるアニメと言える。