僕のヒーローアカデミアのレビュー

概要

「僕のヒーローアカデミア」は、週刊少年ジャンプ誌上で連載されている堀越耕平作の漫画が原作のテレビアニメである。主人公の緑谷出久がヒーローになるための物語を描いている。

舞台は“個性”と呼ばれる超常能力があたり前の世界。出久は超常能力を持たない人間であったが、憧れのヒーローであるオールマイトから力を授かり、自身の能力を引き出し、ヒーローを目指して奮闘する。

アカデミア入学から親善合宿、最終試験、そして身内を襲う敵との戦いまで、ストーリーは盛り上がり、原作の精神が存分に表現されている。

主人公。常人並みの身体能力しかなかったが、オールマイトから能力を授かり“ワン・フォー・オール”の力を引き出すことができるようになる。逆境に陥っても、自分自身に厳しくなり、ヒーローに向かって努力を続ける姿勢が魅力的だ。

出久のライバル的存在。豪快で自信満々だが、出久の成長をリスペクトするようになる。

ヒーロー活動をしているが、キャラクター的にはやや謎解き的な存在。出久を陰ながら応援し、助言を送る。

アクションシーンは特に圧巻だ。緊迫感あふれる戦闘シーンは見応えがあり、原作の魅力を存分に引き出しつつ、アニメならではの演出を加えてハイクオリティな作品となった。

「僕のヒーローアカデミア」は、原作愛がツボにはまる作品である。キャラクターの成長がしっかり描かれているので、どのキャラクターにも感情移入できる。

アニメーションも素晴らしいが、音楽も抜群で、セリフに合わせてBGMが流れる演出がドラマ性を増している。完璧なアニメ作品の一つで、おすすめできる。