「君の名は。」(Your Name.)-感動的な青春ラブストーリー

あらすじ

東京の都会で生活する高校生、瀧と田舎の山奥で暮らす少女、三葉。
二人は、不思議な夢で入れ替わるようになる。次第に二人は心を通わせていき、互いに恋に落ちるが、三葉の村には深刻な事態が起きていて、二人は離れ離れになってしまう。
それから数年後、瀧は東京で大学生として生活する中で、あの時の夢が現実だったことに気づき、三葉に再会するため、奔走する。

感想

ストーリーは、青春、恋愛、時間旅行、地球や宇宙の神秘、日本の民俗等、多岐に渡り、全く飽きさせません。特に、入れ替わるシーンは現実か夢か分からずトリップ感覚を味わえる上に、二人の関係性が深まる過程が描かれているため、とても感動的です。普段は描かれにくい、地球や自然、人間というものを、新しい視点で描いていることも興味深く、感性に訴えかけられます。

映像も、色彩が綺麗でキャラクターデザインも魅力的で、映画全体が非常に満足感の高いものに仕上がっています。音楽も劇中で大きな役割を果たしており、また感動を倍増させます。
ただ、ストーリー展開の中には、唐突さや各キャラクターの立ち位置に関する説明不足があるため、もう少し情報が欲しかった部分があります。

総評

「君の名は。」は、青春ラブストーリーとして、現実と夢の狭間で描かれる二人の物語は、胸にグッと来る感動と共に、魅力的な日本の文化、風景、自然を楽しむことができます。ただ、ストーリーが複雑なため、一度の鑑賞では理解しきれない箇所も多く、何度か見返すことで新しい魅力を見つけられるかもしれません。


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