鬼滅の刃:神殺し編

あらすじ

前作での活躍から、炭治郎たちは鬼舞辻無惨を討つために、ついに鬼殺隊の最上位ランク「柱」に選ばれる。しかし、その前に不死身の鬼「上弦の陸」との戦いが待っていた。

感想

本作は前作以上の壮大なスケールで描かれた作品である。音楽や映像の表現も前作より格段に進化しており、特に劇中歌「炎」は心に刺さる力がある。

また、登場人物たちの心情描写に深みが増し、主人公・竈門炭治郎たちと鬼たちの悲しい運命がさらに印象的になっている。さらに鬼殺隊の中でも特に強力な「柱」たちの個性や戦闘スタイルも充実しており、見どころ満載である。

ただし、前作から比べると、戦闘シーンが減った印象がある。ストーリーの展開や人物の描写に重点が置かれているため、繰り広げられる戦闘もより緊迫感があるものだが、前作のような爽快感は少し足りないかもしれない。

評価

本作は前作同様、鬼と鬼殺隊との壮絶な戦いが描かれるが、より一層の深みが加わった作品である。音楽や映像も素晴らしいため、細部まで作りこまれた世界観に引き込まれること間違いなし。戦闘シーンが前作に比べて少なかったことは残念ではあったが、ストーリーや人物描写の丁寧さがそれを補って余りある出来栄えである。

総合評価:9/10


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