「キングダム」のレビュー

ストーリー

中国歴史上最初の統一王朝・秦の覇王・始皇帝を目指す少年・信。彼は諸侯たちが分立した時代、最高の戦闘力を持つ天才戦士・王騎と共に、大陸を縦横無尽に駆け抜け、戦いに明け暮れる。その中で彼は、自分の夢や信念、そして自らの誇りをかけた激しい戦いを繰り広げながら、成長していく。

キャラクター

主人公の信は、純粋で勇敢、時には無謀なまでに戦場へと突き進んでいく姿が魅力的。とにかく戦いに命を賭けた人々が多数登場し、それぞれの思惑や信念によって人間ドラマが展開される。特に、王騎や羌瘣といった登場人物の魅力は際立っている。

作画

作画は繊細かつ美麗で、戦闘シーンのアクションや、風景の描写が見応え十分。時代背景のリアルさも兼ね備えており、その世界観に没入できる。

音楽

物語を盛り上げる劇伴は、物語と相まって見事に作り上げられており、戦いの緊迫感や感動的なシーンを引き立たせている。OPテーマやEDテーマも良曲揃い。

総評

史実に基づいているものの、作者独自の解釈により展開される「キングダム」は、多くのファンを魅了する作品となっている。戦いに命を賭ける人々の物語が描かれるが、正義や人情の部分も見所の一つ。終盤の展開は特に感動的で、見終わった後に胸に響くものがある。アニメだけでなく、原作漫画もおすすめ。