『進撃の巨人』のレビュー

あらすじ

人類は、身長50メートル以上の巨人によって衰退の一途をたどっていた。壁で囲まれた都市で暮らす主人公、エレン・イェーガーは、ある日、壁を破り巨人が侵入したことで家族を失い、同時に「自由に空を飛ぶ」ことを夢見るようになる。数年後、エレンは巨人が侵攻してきた際に、仲間たちとともに巨人を迎え撃つ調査兵団に入隊する。そして、エレンと仲間たちが迎え撃つ戦いは、やがて人類の明日をかけた壮絶な戦いへと発展していく。

ストーリー

本作は、巨人による人類の存亡を描いた壮大な物語で、序盤は巨人に襲われることで家族を失うなど人々の悲しみを描きつつ、調査兵団として巨人と戦っていく様子や各々の運命を描く。後半は、人類と自由の為に戦うという、エレン達の成長と切実な決意がギュッと詰まったストーリーが展開される。

キャラクター

エレン・イェーガー、ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルト、リヴァイ・アッカーマンなど、調査兵団のメンバーが多数登場する。それぞれが各々の物語を背負い、成長していく姿が描かれている。また、巨人たちの恐怖とその正体に迫ることも重要なキーポイントとなっている。

アニメーション・音楽

作画は、細かく描かれた布の質感や、細部まで見られる背景、動きの中にあるキャラの感情表現まで、非常に細やかな描写のため、美術賞を受賞している。音楽もエモーショナルで迫力のある演出のために、物語に重厚感を与えている。

総評

本作は、人類が存亡の危機に瀕しているという非常に重厚かつ壮大な世界観がある。話題性もあり、非常に人気のあるアニメーション作品である。ストーリーが細かくつながり合うため、どんなに怒涛の展開になっても、納得感がある展開になっている。また、キャラクターの心理描写が非常によく描かれており、また、戦うチームワークや助け合いの描写も熱い。非常にお勧めできるアニメーション作品である。