Attack on Titan Season 3 Part 2 – レビュー

あらすじ

「進撃の巨人」のシーズン3の後半戦。エレンとリヴァイ率いる調査兵団は、人型巨人の真実を追求するため、壁の内側と外側を行き来しながら戦いを続けている。自分たちの身の上を知り、巨人肉を食らって自在の巨人化能力を得た者たち、マーレ公国、そして故郷である壁内での戦い。物語は、どんどん深みを増していく。

感想

シーズン3の前半戦が終わった時点では、何となく物語の展開が読めていたため、少し肩透かしを食らった感があった。しかし、後半戦では、筋書きがまさかまさかの方向に進んでいくため、予想を裏切られ、驚きの展開に心を揺さぶられた。エレンの進化、壁の真実、そしてリヴァイの過去まで、何もかもが狂っていく。注目すべきは、後半戦の巨人の特長に加え、人物にも深く入り込んだ描写がなされていること。特に、エレンと聞いていた人々は、少しずつ心の中に闇を抱えていく。一方で、熟練した調査兵団の面々は、彼ら自身の過去の記憶を取り戻し、自分たちに何が起こっているのかに気付き始めている。

まとめ

「進撃の巨人」シーズン3の後半戦は、予想もつかない展開になっており、今でも話が広がる限り、可能性を秘めているアニメだと思う。前半戦と比べると、より深く、より複雑な作品になっているため、一つ一つの描写を見逃すことのないように、是非時間をかけて観てほしい。そして、アクションシーンはもちろん、感情の揺さぶり方でも知られる「進撃の巨人」。その魅力に、是非溺れてほしい。