あらすじ
「どうやら私には、余命があと少しだということがわかった」。告白を断られたことをきっかけに、「共病文庫」という手帳について話しかけてきた同級生・山内桜良。主人公の「僕」と桜良は、彼女の余命を懸命に生きる日々を繰り広げる。
キャラクター
・主人公:名前は明かされていない。一人称は「僕」。内向的であまり人と関わらない生活をしている。
・山内桜良:彼女の余命はあと数年という重い病気を抱える。ポジティブで前向きな性格。
・クラスメイトたち:主人公がいいように見えないため、距離を置きがちだが、桜良への想いや優しさから徐々に関わっていく。
ストーリー
主人公は、中学時代から少し浮いた存在であり、人と関わることが苦手だった。ある日、偶然後輩である山内桜良と知り合う。桜良は少し八方美人で実は余命が少ししかないということを話す。それをきっかけに二人は徐々に近づいていく。
二人は「共病文庫」という手帳を通じて、互いの本音や感情を打ち明けあうこととなる。主人公は徐々に桜良に対して好意を持つようになり、ある日告白をするが、桜良からは「好きではない」という返事をもらってしまう。
それでも主人公は桜良を支えることを決意し、二人で「共病文庫」を埋めて、思い出を作っていく。そして、桜良は余命を全うした。
見どころ
・人間ドラマが描かれている点:主人公や桜良たちの心境の変化が丁寧に描かれており、心にグッとくる瞬間がたくさんある。
・音楽が素晴らしい点:映像と音楽が相まって、物語をより深く感じることができる。
・間接的な伏線がある点:物語後半になって、過去のエピソードが繋がってくるシーンが多く、視聴者を引き込む要素の一つとなっている。
評価
ストーリーや演出が派手ではなく、シンプルでありながら、素直な心を描いた作品である。また、キャラクターたちが感情豊かに描かれており、視聴後に胸に残り、何度も観たくなる作品だ。総合的に見て非常に高い評価を与えたい。
以上、『君の膵臓をたべたい』についてのレビューでした。
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