『君と僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』レビュー

あらすじ

2つの国家、グランゼール帝国とフロストヘイブン王国が戦争を繰り広げている世界。彼らが戦争を続ける理由は、かつてグランゼールの英雄とフロストヘイブンの聖者が戦い、その結果、グランゼールの英雄が勝利し、フロストヘイブンは敗北したことによる。しかし、真実は違っていた。

ストーリー

物語は、退役軍人のアリス・リートと、フロストヘイブンのエース、レイチェル・フォードが出会ったことから始まる。レイチェルは、自分が生まれ育ったフロストヘイブンの真実を知り、グランゼール帝国と戦うことを決める。アリスは、自分がかつて所属していた軍隊から離れ、レイチェルと一緒に旅をすることになる。2人の旅は、フロストヘイブンを守るための聖戦の始まりであり、彼らはグランゼール帝国と対峙することになる。

物語の中で、アリスとレイチェルは、フロストヘイブンとグランゼール帝国の関係について多くの真実を知り、それを知ることによってどのような行動を取るべきか決めることになる。また、彼らは戦いに巻き込まれる人々と出会い、その人々を助けることになる。

評価

『君と僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』は、壮大なスケールのある物語であり、その中で2つの国家の複雑な関係や、人々の思いがきちんと描かれている。また、キャラクターたちの成長や、人々の想いに寄り添っていく様子が描かれているので、観る者を惹き付ける力があると思う。

アクションシーンも、細かい動きまで見えるように描かれるので、臨場感がある。また、美しい背景やキャラクターデザインも素晴らしく、視聴者を魅了するだろう。

ただ、物語が大きなスケールで展開されるため、どうしても世界観の設定やキャラクターの出自が複雑になる。そのため、初めは理解するのに時間がかかるかもしれないが、視聴を続けることで理解できるようになると思う。

総括すると、『君と僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』は、複雑な世界観やキャラクター造形はしっかりとしていて、そこに舞台となるとても大きな物語が展開される。大作アニメとして楽しむことができるので、オススメだ。