『君の膵臓をたべたい』の感想

ストーリー

主人公の少年、春野サクラは偶然クラスメイトの山内トータと出くわし、彼が愛読していた「共病文庫」というノートを手渡される。その中には「明日死ぬ」と書かれたトータの告白があった。それをきっかけに2人は心を通わせるが、サクラはトータの死を目の当たりにする。

秘密の関係だった2人だが、トータの遺言に従い共同で肝臓移植の手術を決める。手術前にサクラはトータの「共病文庫」を探し出し、そこには彼が自分を好きだったことが記されていた。

手術は成功したが、助かったはずのサクラにも膵臓の病気が見つかり、余命宣告を受ける。そして、サクラはトータと同じように誰にも言わないと決めた。

キャラクター

主人公のサクラは、他人から傷つくことを避けるため、常に「普通に」生きている少女。一方、トータはサクラに自分の本当の気持ちを打ち明けられず、自分で自分を守っていた。2人の心の葛藤が強い印象を残す。

感想

本作は「死」をテーマにした作品だが、それだけではなく「生きること」についても描かれている。一緒に居る人を大切にしながら生きること、生きる意味を見つけること。特に、サクラの変化が感動的だった。

また、EDの曲も物語と合わせて非常に良かった。泣けてくる曲で、本作の雰囲気をより深く感じさせてくれた。

しかし、物語のスピードが速いため、感情移入するにはある程度早めに理解する必要があった。また、ストーリー展開が予想されやすい点もあった。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は死をテーマにした青春ドラマだが、共感できる要素がたくさんある。特に、自分を隠して生きる少女と、自分を守って生きていた少年の心の葛藤は印象的だった。しかしながら、話が早く展開されるため、感情移入するにはある程度早めに理解する必要がある。音楽もグッと物語を盛り上げてくれるが、ストーリー展開が予想されやすい点もあった。


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