「キルラキル」のレビュー

あらすじ

主人公の穏やかな日常が、ある日突然崩れる。彼女が通う学園の理事長・親衛隊長のキリンジョウ・ススノヲによって、教室に突如現れた生徒会長・蒼紫 縫によって、校則によって定められた「星の制服」を着用しなければならなくなる。しかし、その制服には凄まじい力が秘められており、着用者は超人的な戦闘能力を発揮することができるのだ。

感想

この作品はルールに縛られた世界観の中で、理不尽な校則や出来損ないの教師たちと戦う究極の青春アクションといえる作品です。とくに、教育とはいえ本来ありえない学園の校則に対する強い反発心や、自分が信じた正義を貫こうとするキャラクターたちの強さは格好良く感じました。また、ストーリーは非常に展開が早く、物語の全体の流れも追うのが楽しかったです。全体的に、痛快なバトルシーンやコメディシーンも多く、見ごたえのあるアニメだと思います。

キャラクター

主人公のキルラキルのリューコは、人を引きつける明るい性格と、生真面目な性格の両方を持ち合わせる魅力的なキャラクターでした。彼女の持つ服の能力によって、戦闘や移動方法が変わるため、その都度新しい戦い方を見せてくれました。また、敵キャラクターである生徒会長の蒼紫 縫も、冷静で知的な性格とともに、非常に強い戦闘力を持つ敵として、しっかりと描かれていました。

まとめ

「キルラキル」は、学園アクションとバカバカしいコメディが絶妙に混ざり合った、視聴者を飽きさせない相乗効果があるアニメです。ルールに縛られた世界に反抗する、自由で強い個性を持つキャラクターたちの魅力的な戦いが詰まった秀作です。ただし、ジャンプ力などの描写があまりリアルでないため、それが苦手な方は入り込めないかもしれません。それでも、「キルラキル」はアニメファンなら必見の作品の一つであるといえます。