「君の名は。」感想レビュー

あらすじ

主人公の三葉と瀧は全く違う場所に住んでいる高校生。ある日、二人は互いの夢の中に出現し、現実に戻ると自分が入れ替わっていることに気付く。次第に入れ替わる時間間隔が短くなっていき、二人は出会う。その後、地球の危機とつながった神話と、かつての災禍が忘れ去られた過去へと繋がっていく。

感想

本作は、これまでの繰り返しの末に変わらないものが存在することへの希望が描かれた物語である。入れ替わる二人の心のつながりから、時間・空間の制限に縛られず、また、人々が忘れていった神話や歴史に思いを馳せることが描かれている。

映像は、細やかな描写と美しい景色が特徴的で、相応する音楽とともにシーンの雰囲気をより一層引き立たせた。また、主要なキャラクターたちはそれぞれの立ち位置で、過去を乗り越えて成長していく描写によって、心情に寄り添うように描かれた。

しかしながら、物語の展開や映画のスタッフ・配給会社とのトラブルなどで、登場人物たちの深く掘り下げる時間を失ったため、物語全体の解決・結末が前後して雑な印象も残った。

まとめ

「君の名は。」は、深い感情と想いをテーマに、様々なメッセージが詰まった作品である。ただし、挫折や失敗も感じられるぎこちない作りにはなっている。それでも、映像美や音楽、主要キャラクターの成長描写などは素晴らしく、アニメファンには是非おすすめしたい作品である。

参考にした記事:https://realsound.jp/movie/2016/08/post-894.html


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