『君の膵臓をたべたい』――感動を呼び起こす純愛ストーリー

ストーリー

主人公の僕は、高校2年生の時、クラスメイトである山内桜良から「秘密の共有」を依頼される。それは、彼女が膵臓の病気で余命が僅かであることを知っていたというものだった。彼女と共に過ごす日々が続く中で、息を引き取る彼女からの手紙に込められた思いに涙することになる。

印象に残ったシーン

・桜良と僕が描いた絵を見ながら、僕が「カンヅメ」と呼んだあの瞬間。
・「やまない雨はない　夜が明ければ　また虹色の空出来る」
　この言葉が病室で桜良に語りかけられたシーンに胸が詰まる。
・桜良が亡くなった後、僕が駅で涙を流しているシーンに同情と共感の気持ちが混じる。

キャラクター

・山内桜良：声優はリンカ・レーコ。繊細で優しい女子高生。膵臓の病気を抱えているが、誰にも知られずに密かに生きる姿勢に感じ入る。
・主人公の僕：声優は浪川大輔。冷静沈着な性格で、穏やかな性格をしている。桜良と関わることで、少しずつ変化していく。

評価

本作は、少女漫画作家・住野よるのベストセラー小説、そしてそれを原作としたアニメ作品である。原作小説でのエッセンスを活かしつつ、映画として見やすく構成されている。ストーリーはとても感動的で、思わず涙してしまう場面も多くある。音楽やアニメーションも美しく、落ち着いた雰囲気の中にも心を揺さぶるエッセンスが息づいていて良かった。この作品は、愛があればどんな状況でも生きていくことができるという希望を与えてくれる純愛作品である。全体的に、非常に高い評価を与えたい。(評価：5)

以上が、私にとっての『君の膵臓をたべたい』の感想となります。