『鬼滅の刃』のレビュー

あらすじ

大正時代、貧しい山村で炭焼きをしながら暮らす主人公・竈門炭治郎は、家族を鬼に襲われてしまい、唯一生き残った妹・禰豆子は鬼に変えられてしまう。しかし、炭治郎は妹を人間に戻すため、鬼狩りの修行へと出発する。

本作はTVアニメーションだけでなく、映画化されるなど大きな話題を集めている作品である。その理由は、美しい映像、壮大なストーリー、キャラクターたちの成長など、多くの要素が満たされていることにあると思われる。

さて、まずは美しい映像について、本作はそのディテールに魅了された。鬼の存在感を端的に表したシーンがあったり、炭治郎達が旅する中で見せられる四季折々の中での出来事が、各話ごとに細かく描かれるなど、アニメーションとしての完成度が非常に高いと思われる。

また、本作はフルCGを駆使しているため、鮮明なキャラクターの動きを堪能できる点もポイントである。特に、戦闘シーンはフルCGの使い方が見事に活かされ、迫力満点の演出がなされている。

そして、本作の最大の魅力であるストーリー。鬼狩りの修行を通じて、炭治郎が成長していく様子がストーリーに反映されており、物語を通じて炭治郎の人間性が描かれている。また、様々なキャラクターたちが登場するが、それぞれの生き方や戦い方に対しても丁寧な描写がなされている点が非常に良い。

最後に、本作の音楽について触れたい。オープニングである「紅蓮華」やエンディングである「from the edge」など数々の名曲が挿入されており、物語を更に引き立たせている。

以上、『鬼滅の刃』という作品について触れさせていただいたが、本作品は美しい映像、ストーリー、キャラクター、音楽など多くの要素が高い完成度で揃えられている。これから本作を見ようと思っている方には是非一度見ていただきたい。